妊活のこと

企業の戦略?葉酸サプリって飲まない方がいい?【栄養士監修】|ゲンナイ製薬プレミン

【ゲンナイ製薬株式会社責任編集】

はじめまして。時期別葉酸サプリプレミンをお届けしているゲンナイ製薬株式会社と申します。葉酸サプリについて、あまりにもいい加減で誤った情報が多く、「葉酸サプリについて正しい知識を得ていただきたいという一心」で心を込めて執筆いたしました。少し長めの記事ですがぜひお読みください。きっとあなたのお役に立つと信じております。

間違いがないように栄養士の先生に監修をしていただきました。

栄養士

若宮寿子(わかみや ひさこ)

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葉酸サプリは飲まない方がいい?

葉酸サプリは飲まない方がいい

私たちが日々、摂取している栄養は足りているのか?不足しているのか?
妊活時、妊娠初期、後期と葉酸は必要なのか?

そのひとつの目安となるのが、厚生労働省が定める「日本人の栄養摂取基準」です。これは5年ごとに改定されている日本人の1日に必要なエネルギーや栄養素の摂取量の基準をまとめたもの。
国民の健康の維持・推進、生活習慣病の予防などを目的とし、年齢、性別、栄養素別などの基準値が定められています。

発達や成長、そして健康維持のため、特に栄養摂取が大切な「乳児・小児」と「高齢者」、そして「妊婦・授乳婦」には、特記事項が別にまとめられています。
その中には、赤ちゃんの健やかな成長、そして正常な分娩を迎えるために、妊婦さんは妊娠前に比べて多めに摂取すべき栄養があると明記され、その「付加量」がまとめられています。(1)
(1)参考資料:日本人の食事摂取基準2020

今のお身体に必要な栄養なのかいらないものなか判断するための1つの指標となります。

摂取量は妊活〜初期・中期〜出産・出産後授乳期で変わる

妊活〜
妊娠13週
葉酸400μg モノグルタミン酸葉酸
妊娠14w~
後期・出産
葉酸240μg 食事性葉酸
産後の授乳期 葉酸90μg 食事性葉酸

ビタミンA 、葉酸、マグネシウム、鉄、ヨウ素など栄養素によっては妊活〜妊娠中、産後の時期によって付加量が変わるものがあります。

例えば「ビタミンA」は初期までは付加量なしですが、胎児への「ビタミンA」の移行貯蓄が行われる妊娠中期以降は付加量が設定されています。

また、赤ちゃんの成長に欠かせない妊婦さんの血液の元となる「鉄」も、おなかの赤ちゃんの体が大きくなる中後期ほどたくさん必要になるため、初期よりも中後期の方が、6倍も付加量が多くなります。
貧血になる妊婦さんが増えるのが、中期以降に多いことからも、不足しがちな栄養素であることがわかります。(1)
(1)参考資料:日本人の食事摂取基準2020

初期までに最重要となる「葉酸」はサプリメントで補うよう明記。

初期までに最重要となる「葉酸」はサプリメントで補うよう明記。

気になる「葉酸」は、妊娠中の全期にわたって異なる付加量があることに加えて、妊娠の可能性がある女性(妊活時)と妊娠初期には、胎児の神経管閉鎖障害リスク低減のために、さらに付加的に400μg/日のプテロイルモノグルタミン酸の葉酸の摂取が推奨されています。

妊娠中期になるとお母さまのお身体と赤ちゃんの発育のことも踏まえて食事性葉酸の摂取が望ましいとされています。
お母さまのお身体の状態によって必要な栄養量は異なるのです。

栄養は基本的に食べ物から摂取することが望ましいもの。
本来サプリメントとは補助的なもので、食事だけでは足りない栄養を補うためのものです。
しかし、こと「葉酸」については、食べ物から摂れる栄養だけでは必要量に足りないので、サプリメントで摂取できるモノグルタミン酸型葉酸での摂取が推奨されていることもポイントです。
妊活中の方と妊娠初期に付加される目的である、赤ちゃんの障害リスク低減には、モノグルタミン酸型の葉酸でないと、その効果が確認されていないという背景があるからです。(1)
(1)参考資料:日本人の食事摂取基準2020

つわりなどで食べられない時期もサプリメントを飲んでおくと安心

特に妊娠初期は、つわりで食べられなかったり、食べられるものが限られたりで、摂取できる栄養素が偏りがち。
つわり中は「無理をしないで、食べられるものを食べたい時に食べられるだけで大丈夫」と指導されますが、サプリメントで必要な栄養量を摂取できていれば、「食べられなくて赤ちゃんは大丈夫かしら?」と心配するストレスから解放されます。
その際、サプリメントににおいがない、粒が小さいなど、つわり中の妊婦さんにとっての「飲みやすさ」に配慮したものだと、なお安心ですね。
葉酸や葉酸サプリは妊活〜産後までに追加摂取を推奨されている栄養素なのです。

日本は葉酸サプリメント摂取の後進国!?

葉酸サプリメント摂取の後進国

さて、他の国でも妊婦さんに「葉酸サプリメント」の摂取が推奨されているのでしょうか?

もちろん、推奨されていて、実をいうと日本はその普及に遅れをとっています。
欧米諸国では1日に800μgの葉酸を付加するように推奨している国もあり、サプリメント摂取の啓蒙活動も盛ん。
おかげで胎児の神経管閉鎖障害リスクが以前の1/10に減ったという実績があります。

いっぽう日本は、日頃からサプリメントを飲むことに馴染みがない人が多いこと、妊活中の栄養摂取に関する情報の普及の遅れなどから、障害リスク低減の効果がまだあまり出ていないのが現状です。

葉酸の負荷量は800μg必要?

欧米諸国の推奨量を見ると葉酸サプリで800μg摂取すべし、という記載を見かけますがあくまで欧米の数字です。
日本人の食事摂取基準より過去5年間の調査にて食生活、体質を加味すると日本人は400μgの摂取が望ましいとされています。
普段のお食事にプラスして葉酸を取り入れていただくので1日に1000μg以上摂取し過剰摂取の値を超えてしまうこともあるので注意が必要です。

妊娠中期以降に付加が必要な栄養素もサプリで摂取

つわりなどで食べられない時期もサプリメントを飲んでおくと安心

妊娠3カ月を過ぎ、おなかの赤ちゃんの神経管が閉鎖されたのちは、モノグルタミン酸型の葉酸を400μgも摂取する必要はなくなります。
4ヶ月目からは食事性葉酸240μgの付加が推奨され、その頃には鉄分の付加量はそれまでの2,5mgから9.2mgと大幅に増えます。(1)

赤ちゃんの身体が発育していく環境で血液も作られていくのでお母さまにはその分の鉄分が必要になってくると考えるとわかりやすいかもしれません。

妊娠中期に入ってもつわりが長引く可能性があること、大きなおなかで調理をするのが大変なこと。
また、産休まで働き続ける妊婦さが多いことを考えると、妊娠中期以降も、妊婦さんに付加される栄養素を摂取するために、中期専用の葉酸少なめ、鉄が多目のサプリメントを飲み続けることをおすすめします。
ずっと同じものでは過不足が生じるので注意してください。

ドクターや助産師さんの中には、「葉酸サプリは初期だけでいいよ」という方もいらっしゃるようですが、それは間違いであり先生の勉強不足です。
確かにモノグルタミン酸型葉酸400μgを後期まで飲み続ける必要はありませんが、各時期に合わせた葉酸、鉄、ビタミンAなどの栄養素をサプリメントで補うことができると安心です。
中期〜後期に合わせた葉酸サプリへの切り替えが必要となります。
(1)参考資料:日本人の食事摂取基準2020

【関連記事】葉酸サプリはいつからいつまで飲むべき?【栄養士監修】|ゲンナイ製薬

2018年から主流になっている「時期別葉酸サプリ」は、96.4%のお医者さまに「時期別は共感できる」との高い評価をいただいています。
古い一般的な葉酸サプリでは中期以降も同じ栄養素を摂取し続けることになります。

適切な栄養摂取を望まれる方は是非ご検討ください。

時期別葉酸サプリプレミン
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