葉酸サプリのこと

その葉酸サプリ、大丈夫?安全性はどこで見極める?|ゲンナイ製薬プレミン

ゲンナイ製薬 倉田晋作

この記事を監修した

ゲンナイ製薬株式会社 品質管理部

倉田晋作(くらた しんさく)

2009年ゲンナイ製薬株式会社に入社。オペレーターとして多くのお客さまのお声をいただき知見を深める。2012年に現在販売中の「時期別葉酸サプリプレミン」の前身にあたるプレミンパパ・プレミンママの開発に携わる。2015年サプリメント部門の品質保証責任者に就任。以降、プレミンシリーズの処方、開発に携わる。サプリメントに関するセミナーにも登壇。

葉酸サプリの安全性はどこで見極める?

全てのサプリメントが安全だと考えていませんか?
最近ニュースでは「紅麹原料」の問題が取り上げられていますので不安に感じている方も多いはず。

実際にゲンナイ製薬にもお問い合わせをいただくことがあります。

※ゲンナイ製薬のプレミンシリーズには一切「紅麹原料」は含まれておりません。
製造工場においても「紅麹原料」の取り扱いはございませんのでご安心くださいませ。

妊活中〜出産、産後まで飲用していただく「葉酸サプリ」は健康食品という扱いになるため、製薬業としての知識があまりない企業でも製品化することができてしまいます。
そのため、着色料が使われていたり、配合量がめちゃくちゃだったり、妊活や妊娠中とは全く関係のない成分が入っていたりといろいろな製品があります。

今回はゲンナイ製薬のプレミンシリーズでも必ずこだわっている

  • 原料
  • 製造工場
  • 検査
  • この3つを軸に「安全性」についてお話しさせていただきます。

    「原材料の原産国」はいったいどこなの?

    原料をしっかりと確認
    人生で最も気を使う時期といっても過言ではない中、葉酸サプリメントは安全で安心できることが第一。
    広告に「国産」と書かれていても、品質が悪い海外製原料を使用して日本で製造している可能性があります。

    同じ「ビタミン」であっても粗悪なものと高い品質管理をされている原料では全く価格が異なります。
    安価だからという理由でサプリなどに配合する会社が多いのも事実です。

    最も気にするべきは「原材料の原産国」です。

    「最終加工国は日本」といった記載も多くみられますが、品質の悪い国のものを日本で再加工すれば「最終加工国は日本」と記載できます。

    例)中国産の原料を日本で再加工し、日本で粒化すれば「最終加工国日本」、「国産」を謳えます。
    「最終加工国や製造国」ではなく、「原材料の原産国」を必ず確認してください。開示している製品はとても少ないのが現状です。

    “無添加”表記にも気をつけましょう

    同じ原料の加工に関わる部分ですが、たまに「無添加」と書かれたサプリメントを目にします。
    サプリメントで無添加となりますと「添加剤不使用」ということになりますが、残念ながらサプリメントではほぼ不可能です。

    例えば時期別葉酸サプリ プレミンシリーズに配合されている「レピールF葉酸」という原料があります。
    これはレモンの皮を加工して葉酸を取り出し粉にした原料です。

    抽出、粉化された「人の手によって加工された」ものは全て添加剤という扱いになります。
    サプリメントは一切の加工をせずに粒にすることは難しいので無添加という扱いにはなりません。

    こういった知識を間違えてとらえてしまっている販売者が存在しているのも残念ですが事実です。

    適切な「GMP認定工場」で製造されているか

    GMP認定工場

    GMP認定工場の例

    葉酸サプリの広告で、「GMP認定工場で生産」という文章をよく見かけます。このGMPというのは、「good manufacturing practice」を略したもので、日本語では「適正製造規範」という言葉に訳されます。

    原料の仕入れから製造、梱包、出荷まで、一定基準の安全性が保たれていることが認められた工場のことです。

    製造プロセスはもちろん、メンテナンスや衛生管理面も全て記録に残しており、3年毎の審査を通じ得られる更新性の規範です。
    多くのサプリメント会社がこのGMP認定工場でサプリメントを製造していますが、広告や、会社のホームページにその記載が無い場合には、GMP認定工場での生産ではない可能性が高いです。

    認証には厳密には2種類「GMP」「NSF-GMP」があります。

    「NSF-GMP」の方が基準が厳しいとされており、こちらの認証を得ている工場は製造時のルール、製造時の異物混入、出荷後の問題が起こさないための管理が徹底され定期的に立ち入り調査が入り審査を受ける「国際基準」となっています。

    「GMP」も同様に基準が設けてありしっかりと管理されているので認証工場であれば問題ないですが、「品質管理」という部分においては気にして「NSF-GMP」認定工場を確認してみてもよいかもしれません。

    サプリメントの検査結果って見たことありますか?

    世の中に出回っている製品は全てしっかりと検査を受けて販売されているのでしょうか。

    医薬品などは国からも厳しいルールが定められていますが、「健康食品」となると最近までマーケティング専門の会社が急に方向転換して参入することが可能な業界です。
    そのため製品は玉石混合。しっかりと見極める必要があります。

    ゲンナイ製薬のプレミンシリーズはアレルギー検査(卵、小麦、乳製品、落花生、甲殻類、そば)、安全性試験(トランス脂肪酸、残留放射能、ヨウ素、ヒ素、鉛、カフェイン、残留農薬、水銀)など検出されてないか検査を実施し全て検出されず、安全性を証明しています。

    ある程度の安全性試験結果は各原料会社から提出されるのですが、いろいろな原料が合わさって一つの粒になった時に変化するかもしれません。
    私たちは安全性の確認と証明のため改めて各種検査を実施しました。

    ピンクの粒…?残念ながら着色料を使用しています。

    最近はピンクでかわいらしい粒の葉酸サプリも販売されているようです。

    しかしピンク色のビタミン、ミネラルはこの世に存在していません。つまり、ピンク色は「着色料」が使われてます。もし二酸化チタンなども含有されていれば要注意です。着色料を使用せずに純粋にビタミンやミネラルだけを使用していれば粒がピンク色になることはありません

    カラダに余計なものを入れたくない時期にわざわざ着色料を取り入れることがないように気になった葉酸サプリの原材料に「着色料」の表記がないことを確認することを忘れないようにしましょう。

    ヒトによる臨床試験を実施し安全性が証明されています。

    原料規格を公開している安全な情報
    プレミンシリーズはヒト(女性)による臨床試験を実施し安全性が証明されています。
    先ほどの各種安全性試験とは別に実際に飲用していただき問題がないか臨床試験を行なっています。

    実際のところ「栄養機能食品:サプリメント」ではこのような検査を実施する義務はありません。
    薬機法と景品表示法では、試験を行うだけでは足りません。
    試験結果を論文にまとめて提出し学会に発表することで正式な試験結果として皆さまに公表するのでとても時間と手間がかかります。

    しかし、プレミンシリーズはお母さまがお子さまのために飲む、大切な時期を過ごしていただく製品です。

    そんな期間中にカラダにとって安全かわからない製品を摂取するのは不安ですよね。
    私たちは自分の家族や大切なヒト、全員に自信を持っておすすめできるよう「安全性」にこだわって製造しています。

    いま、葉酸サプリを探している方にもプレミンシリーズをすでに飲用いただいている方にも安心して健やかな時間を過ごすお手伝いができれば幸いです。
    以上のチェックポイントを踏まえ、安全性をしっかり確認し、心から安心できる葉酸サプリを選んでくださいね。