【ゲンナイ製薬責任編集】葉酸サプリ含有の「鉄」について知っておくべきこと。

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鉄分

妊活中に大事な成分と言えば、「葉酸」をイメージされる方も多いと思います。実際、葉酸やマルチビタミンを含むサプリメントは多く販売されています。

その葉酸と双璧をなす成分が鉄です。鉄は妊娠四ヶ月目からとても多く必要となり、厚生労働省は食事とは別に15mgを摂取するよう呼びかけています。(※妊活〜妊娠三ヶ月は5mg)
この記事では鉄に関して、詳しく、わかりやすくご説明します。

 

最も必要な時期は「中期から出産」まで

 

なによりも、「今のあなた」は鉄をどれだけ摂取すべきであるかを知ることが大事です。もし妊活を考えている時期であれば、毎日の食事に加えて葉酸サプリで2.5mg〜5mgほど付加すれば十分事足ります。

15mg、20mg、21mg…と、とても多くの鉄が含まれている葉酸サプリが存在していますが、妊活時には不要であり、摂取しすぎの量です。葉酸サプリの役目は、お食事で摂取しきれていない量をカバーするということを忘れてはいけません。

鉄が最も多く必要となるのは4ヶ月目(16wあたり)以降であり、それまでは多く摂りすぎないように注意してください。便秘の原因にもなります。近年主流となりつつある【時期別葉酸サプリ】は、妊活〜妊娠初期、中期〜出産と摂取量を切り替えることが可能となりました。

 

鉄は「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類が存在。

一口に鉄といっても実は2種類が存在します。「ヘム鉄」「非ヘム鉄」です。これらは吸収率に差があります。ヘム鉄はとても吸収率が高く、価格も高価です。ほとんどの葉酸サプリではヘム鉄は含有されておらず、一般的な非ヘム鉄が使用されていることが多いですね。

もし気になっている葉酸サプリがある場合、ぜひ原材料を確認してみてください。「ヘム鉄」という記載があるか否かで吸収率が変わります。「ピロリン酸第二鉄」という記載なら吸収率の低い一般的な非ヘム鉄です。

どちらも記載されていればブレンドされていることになり、非常にバランスがとれていると言えます。女性は貧血気味の方が多いので吸収率の高いヘム鉄を摂取することをお勧めいたします。その貧血について少し、ご案内いたします。

【よく読まれています】いま主流となっている時期別葉酸サプリとは?

フェリチンの低下は貧血につながる!

血液検査等で、ヘモグロビンの値が正常なのにも関わらず、「貧血の一歩手前」という状況になっている方が多く、フェリチンが影響している可能性が考えられます。

人体内の鉄分は通常ヘモグロビンとして血液の中に蓄えられています。このフェリチンもあなたの体はちゃんと貯蔵しています。
食事等で摂取する鉄分が減り続けた場合、人体はフェリチンから鉄分を補給します。貯金を切り崩すイメージです。

フェリチンから鉄分が補給されるため、ヘモグロビンの値は変わらず、貧血とも診断はされないのですが、フェリチンがほとんど無くなってしまう状態は「潜在性鉄欠乏性貧血」と言われており、貧血に直結する状態と言えます。

鉄分不足が引き起こす症状

悩み

では次に、鉄分が不足してくることで実際にどんな症状が起こるのかをご説明していきます。

赤血球が減り、栄養と酸素が身体に行き渡らない

鉄分は赤血球を作り出す働きがあります。
その赤血球は、体全体に酸素や栄養を運ぶ大事な役割があります。
赤血球が減ってしまうことで充分な酸素や栄養が行き渡らず、卵巣や子宮の働きが鈍くなってしまう可能性があります。

身体の「サビ」を生む活性酸素が除去されない

最近は精子や卵子の「質」が妊活に大きく影響することがわかってきています。
体内で発生する活性酸素が精子や卵子の「サビ」(酸化)を引き起こすのですが、鉄分には、その活性酸素を除去する働きがあります。
具体的には、カタラーゼ等の活性酸素を分解する酵素があるのですが、それらの酵素は鉄分やマンガンなどが基になっています。

免疫力が低下する

体内に細菌やウイルスが入ってしまった時に、それを退治してくれるのはリンパ球や白血球です。
ですが鉄分が不足することで、白血球の生成量が少なくなってしまい、細菌やウイルスに抵抗する力が弱まってしまいます。

免疫力が低下することで、皮膚にカビが生えてしまったりすることも考えられます。

妊活中の鉄分の働き

鉄分は、子宮内の粘膜を作るという大事な役割があります。
この粘膜が厚く、ふかふかになることで、受精卵が着床する可能性が高くなります。

また着床後、胎児の成長にも鉄分は欠かせません。
血液を通じて赤ちゃんに充分な酸素や栄養を送って上げる必要があります。
低酸素の状態が続いてしまうと、未熟児や低体重児で生まれてしまう可能性が高くなります。

鉄分を多く含む食材

鉄分にはヘム鉄と、非ヘム鉄という2種類が存在します。
ヘム鉄は、従来の非ヘム鉄と比較して吸収率が10倍近くにもなるため、1日に必要な鉄分を効率的に摂取する場合、このヘム鉄を多く含む食材をしっかり摂取していくことをオススメします。

ヘム鉄を多く含む食材は「動物性」の食べ物です。

牛肉

牛肉や鶏肉、カツオ、マグロ、イワシ等ですね。

鉄分の摂取は非常に大事ですが、過剰摂取になるとまた身体に悪影響を及ぼします。
1日の摂取目安量を意識して食べるようにしましょう。

 

鉄の食事摂取基準

年齢(女性) 鉄の推奨摂取量 (月経時)
1〜2 4.5
3~5 5.0
6~7 6.5
8~9 8.5
10~11 10.0 14.0
12~14 10.0 14.0
15~17 7.0 10.5
18~29 6.0 10.5
30~49 6.5 10.5
妊婦(付加量)

初期

後期

 

+2.5

+15.0 

 

授乳婦(付加量) +2.5

※厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015年版」より抜粋

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